
古びた風合いを再現する魅惑の技術です。
「エージング塗装(エイジング塗装)」とは、建物やオブジェ、家具などを、年月が経過したような古びたものに見せる特殊な塗装技術のことです。新品の素材に、サビや傷、ひび割れ、色あせといった経年劣化の独特な風合いや質感を塗装によって意図的に表現します。
エージング塗装の特徴と魅力
エージング塗装は、単色の塗装や壁紙では出すことのできない、雰囲気ある仕上がりを実現します。アンティーク調やヴィンテージ調の空間を演出できるため、店舗、テーマパーク、おしゃれなカフェなどで需要が高まっています。
表現の多様性
サビの表現(ラスティング)や塗装の剥がれ・かすれ、コケがついた石の表現など、幅広い劣化の様子をリアルに再現できます。
素材を選ばない汎用性
木材、鉄材、コンクリート、金属など、塗装が可能な材質であれば、屋内外問わず施工できます。
下地を保護する安全性
鉄材にサビの表現を施す場合でも、実際に錆びて腐食するわけではないため、下地を腐食させることなく風合いを表現できます。下地にウレタン塗装やクリアで仕上げることで、耐久性を高めることも可能です。
アート性の高さと自由な創造性
職人の美術・デザイン力が仕上がりを大きく左右し、既製品にはない模様や色を自由に表現できます。唯一無二の空間演出が可能です。
どのようなものにエージング塗装が使われているの?
店舗内装・外装性
アンティーク調の壁やレジカウンター、床、建具、パーテーションなど。美容院の「アンティーク調仕上げ美容室シリーズ」のように、統一感のあるシリーズ化も可能です。
テーマパーク・商業施設
古びた石造りの城のような景観や、長く受け継がれてきたような趣のある風合いを演出。
オブジェ・ダミー
橋梁の一部など、金属が錆びていく過程を再現したダミー(模型)の製作。
家具・インテリア
アンティーク風やヴィンテージ風のインテリアやガーデンファニチャーのリメイク。