造形屋が立体を作る際に使用する、FRP(エフ・アール・ピー)とは?そもそも何なのか?
今回は私たち造形屋が使うメイン素材であるFRPについて深堀りしていきましょう。
FRP造形における FRP(エフ・アール・ピー)の素材と特徴

FRPは、Fiber Reinforced Plastics、日本語では「繊維強化プラスチック」といいます。
ポリエステル樹脂にガラス繊維などの強化材を使って強度を強めた素材のことです。軽量性・衝撃吸収性があり、サビや腐食が出にくいという特徴があります。


FRPの素材は1944年ごろからアメリカの軍需部門で開発が開始され、1955年ころにはアメリカのディズニーランドで遊具関係に利用されていたようです。
代表的な繊維強化樹脂として、ガラス繊維を使ったGFRPと炭素繊維を使ったCFRPが挙げられますが、その他に様々な化学繊維を強化材にしたものがあり、天然繊維を使ったNFRPなどもあります。
中でも私たち造形屋が使用するのは主にGFRPというガラス繊維を強化材に使うもので、プラスチック樹脂単体よりも強度が増し、しなりができて割れにくくなるという特徴があります。
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少量多品種に適したハンドレイアップ製法
様々な製法がある中で、造形屋ではハンドレイアップと呼ばれる手積み積層法で製作しています。
多品種少量生産や大型の製品の成型や複雑な形状に対応できます。
また部分的な補修が可能であることもメリットです。金属部品を内部に入れてさらに補強した造形にも対応できます。1点ものにも対応可能な製法です。
FRP造形の活用シーンと気をつけたいポイント
ガラス繊維を使ったGFRPでは、立体看板などの造形製品の他にも浴室ユニット、船舶などがあり、炭素繊維を使ったCFRPでは航空機、自動車、タンクなど様々な用途で用いられています。
造形工房四次元が製作している造形では、屋外設置向けのものや、30cm以上の大きな造形、耐久性や強度が必要とされる場面ではFRP造形をご提案しています。

注意点としては、耐火性を必要とする場所にGFRPは適しません。また、プールや池などの水中でも不可能ではありませんが、水漏れの可能性があるので水回りの造形を製作する際には、長期的な水圧や浸水環境では微細な隙間から浸透が起こる可能性があるため、通常よりも頻繁にメンテナンスが必要になります。

こんなもの作れるかな?を造形屋に相談してみよう!
造形工房四次元では、皆さまからのご相談内容に合わせてプロの造形屋がぴったりのご提案をしています。一点物のオーダーが初めてのお客様にも、ご利用しやすい「質問に回答していけば見積り依頼ができるアンケート形式のお問合せフォーム」や、お見積りの前にサンプルを見たり資料請求していただくことも可能です。

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